ビジネス=コミュニケーションの時代のシステム開発
資源の確保の時代が終わって、生産革命の時代も終わって、広告マーケティングの時代も終わった。ビジネスは不確定に変動するマーケットとのコミュニケーションの時代に入った。
かつてのビジネスを支えたコンピュータのシステム、ソフトウエアはコモディティ化とオープンソース化がいっそうすすみ、インテグレーションコストは下がる一方の時代にあって、システム開発の主眼はコミュニケーションに移った。変動の時代にあってはナレッジシステムもツールの一つに過ぎない。昨日の常識は明日の非常識かもしれないのだ。コミュニケーションによってのみギャップが浮き上がり、それをチャンスに転換できる。マーケットの変化に対応し、新しいコミュニケーションを構築できるエンジニアのみにプレミアムがある。
システムインテグレーションビジネスは一部の企業は生き残るだろうが、業態としては存在が困難になるだろう。
