Web進化論


という本が合ったと思うが、読んでいなかったりする。:-)



先週Google Waveという新しいサービスが発表になったがこれはリアルタイムの状態共有インターフェースと言っていいだろう。そして発言をタイムラインで共有するTwitterもますます広がりを見せている。



STMPでのメールを中心にインターネットは当初ドキュメント交換が主なユースケースだった。その後、HTTPによる"Web"が生まれてインターネットは巨大なドキュメントレポジトリになった。そして分散データ共有処理基盤の進化を背景にXMPPによるリアルタイム状態交換の場所としてインターネットは進化していくのか。



交換する物がドキュメントの時代はその書き手にはある一定の能力が求めれた。ドキュメントは単体としてある程度以上の意味がないと価値がないからである。しかしリアルタイムの時代には発信される情報自体にドキュメントの様な意味が必ずしも求められない。意味はシンクロニシティやタイムラインなどを総合して誰かインテリジェントな人や機械が決めれば良い。リアルに情報が発信されていればそれでいいのだ。



そういった意味では更なる情報爆発が加速される。Googleなどの検索サービスで自分の今に最適な情報を見つけるという動作も新たな情報爆発の時代にはそぐわなくなってくるような気がする。つまりインターネットには新たなメジャープレーヤーがデビューするという事になるかもしれない。



Google Waveの様なサービスが広がるといよいよ巨大壁掛けモニターが必要になってくるような気がする。世界の今この瞬間をどれだけ素早く把握できるかで勝負が決まるビジネスが出てくるような気がする。



そんな事を思った週末でした。